海外旅行で何を得るか
私はこれから1ヶ月の海外旅行に出る。
かねてからの希望であるヨーロッパについに1ヶ月も滞在できる。
ここで改めて、今回の旅行を有意義なものにするための目標を書きたいと思う。
最大の目的はやり遂げることである。
命だけは確実に日本に持って帰ってきたい。
未知数すぎる旅が近づくにつれて、楽しみだった感情がだんだん緊張に侵食されてきているようだ。
齢21最後の大冒険に出る気分だ。
初めての体験が多くなることは間違い無いので、しっかり楽しみたいと思う。
具体的にやることは、毎日英語でコミュニケーションを図ることだ。
ホテルのチェックインや飲食店の注文以外にも現地の人々との会話を楽しめるようになりたい。
英語力が圧倒的に足りないことは自分でもわかっているが、人生でほぼ1回しか会わない人間なのだから、後で恥ずかしくなろうが今後に関係ないのだ。
それよりも自らの成長のために積極的にコミュニケーションを図っていきたい。
そして、同時に、普段と違う環境でも早く順応する力をつけたい。
ほぼ2日に1回の長距離移動はハードで、順応するよりも先に出発の日が来てしまいそうだが、そのスピード感に慣れていければ、順応力もついてくるはずだ。
移動が多い日程であり、各地をしっかり観光するには日数が足りない気もするが、全てを吸収するつもりで楽しんでいきたい。
心配なのは言語と食。
特に食に関しては日本の味を恋しく思うことが多々あると思うし、物価の高さによるお金の心配もある。
そういった不自由に身をおく決断ができたことは、成長できたことである。
なんとなく日々を過ごさない。
目に見える成果、具体的には海外に対する知見を増やすこと、英語力の向上だ。
行く前にTOEICの模試を解いてみる。
帰ってきた後にもう一回解く。その点数分が成長の幅だ。
得た知見は全てこのブログに投稿する。
投稿の数が成長の幅になる。
必ず成長する。もっと具体的な目標を達成する。
決断力について
決断力に関しての逸話を聞いた。
『鉄鋼王』アンドリュー・カーネギーと20代の無名新聞記者バイトのナポレオン・ヒルの話である。
カーネギーは成功哲学という本を3つの条件付きで作る人材を探していた。
20代の無名新聞記者バイトのナポレオン・ヒルは3日3晩カーネギーとインタビューした。
カーネギーは次の条件を添えてヒルに成功哲学を作らないかと聞いた。
1、これからの20年間を成功哲学を作ることに捧げること。
2、500人の成功者のリストを渡すから、全員にインタビューしてくること
3、無償で引き受けること。自らの生計は別で立てること。
以上3つの条件をクリアし、成功哲学が有名になればその手柄を譲る。
ヒルはYESと返事をしたが、カーネギーは4つ目の条件を隠していた。
それは「1分以内に返事をすること」であった。
話し終えた時から返事を返すまでの時間をこっそりストップウォッチで測り、ヒルの決断力を図ったのだ。
ヒルがYESと返事をするまでにかかった時間はたった29秒だった。
そして作られた成功哲学は現代まで読み継がれる名著となり、ヒル自身も成功者となったのであった。
以上の逸話から決断力がなぜ重要かを考える。
これを読んだみなさんはヒルと同じように返事ができるか。
ほとんどの方はヒルの返事は何も考えていないものだと感じるだろう。
私は、この「何も考えていないように見える」ことが決断力と直結するのではないかと考えた。
トーマス・エジソンは発明王と言われるが、その裏には失敗が多く隠れていることは想像に難くない。
ライト兄弟だって何度も飛行機を墜落させたはずである。
電気を実用化できればいいな、空を飛べるようになれたらいいな、とは誰もが考えたであろうが、実際にやろうとしたものはその1%にも満たないだろう。
行動しない者は、成功や失敗という尺度で測られることはないのだ。
行動しないことは失敗というよりもはや「失態」したと言える。
ここから、行動しなければ何も起こらないという当たり前のことがわかる。
人生は思ったとおりではなく、行動した通りになる。
成功するものは行動した者のみ、失敗するものもまた行動を起こした者のみである。
行動しない者の言い訳を、カーネギーはよくわかっていた。
3つの条件から読み取れる。
1つ目は、時間
2つ目は、自身の能力
3つ目は、お金
行動しない者は以上の3つを言い訳にすることが多い。
時間がない、能力がない、お金がないは、3大言い訳である。
4つ目の条件からわかることは、3つの条件をクリアした上で、その後の行動の速さを図るものであった。
決断が遅い者は、その後の行動も遅いとカーネギーは考えたからだ。
決断力の重要性と必要性がよくわかった気がする。
何も考えてないものが成功者になるというよりは、成功者は何も考えてないように見えるのが相場なのかもしれない。